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DroidKaigi2024 参加レポート ~セッション聴講編~

DroidKaigi 2024に参加してきました。
DroidKaigiとは、Android技術情報の共有とコミュニケーションを目的としたエンジニアが主役のAndroidカンファレンスです。
弊社では毎年、業務の一環としてDroidKaigiに参加しております。

会場のベルサール渋谷ガーデン

DroidKaigiは今年10年目を迎えられ、協賛スポンサーの数も過去最多となったそうです。

協賛エリア

DroidKaigiには協賛エリアが設けられています。各企業が個性あふれるブースを構えていたり、スタンプラリーやネイルアート、オリジナルプリクラなど様々な催し物が実施されていました。そちらについては別途記事を作成しようと思います。

聴講したセッションの感想

Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすゝめ〜

[感想]
登壇者の方が実際に業務を通じて、Android ViewからJetpack Composeへ移行する際に試行錯誤した内容についての発表でした。
Jetpack Composeは自由度が高いため、移行の際にある程度ルール化しておかないとカオスな状況になってしまうという点は大変共感できました。
移行の際にルール化すべき事項として、モジュール構成やテーマ、命名規則、Previewなど、様々な観点での話が聞けて良かったです。

[公開資料]

Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化

[感想]
今年5月にリリースされたKotlin2.0がAndroid開発にもたらす影響と、移行についてのセッションでした。
移行によってもたらされる恩恵と、移行の際に予め対応しておいた方がいい内容について知ることができました。

[公開資料]

たすけて!ViewModel / Help me! ViewModel

[感想]
DroidKaigiのOrganizerでもあるmhidakaさんによる、ComposeとViewModelを組み合わせた最適な設計ノウハウについてのセッションでした。
ViewModelの責務を改めて理解することができ、ナビゲーションが使用されていないアプリや、公式ドキュメントで記載の少ない箇所についてのケアもされていたため、設計を見直す上で大変参考になるセッションでした。

[公開資料]

エンジニア1年目で複雑なコードの改善に取り組んだ話

[感想]
「最新のアプリ開発のスタンダードを知るのも大事だけれど、レガシーコードに向き合う力も必要」という言葉が印象に残るセッションでした。
直近レガシーコードと向き合う機会があった身としては、共感できる内容が多々ありました。また、自分が作成するコードがプロジェクトにとっての負債とならないよう、このセッションの内容は定期的に見返していきたいです。

[公開資料]

アプリをリリースできる状態に保ったまま段階的にリファクタリングするための戦略と戦術

[感想]
分かりにくいコードをリファクタリングするためのノウハウが詰まったセッションでした。
Android Viewで構成されている画面のComposeへの段階的なリファクタリングについても言及されており大変参考になりました。

[公開資料]

Google Sign-inの移行から始めるCredential Manager活用

[感想]
Google認証にこれまで使用されていたGoogle Sign-in for Androidが非推奨となり、2025年にはSDKからも削除されるます。その代替となるCredential Managerについてのセッションです。
今後使用することがありそうなので聴講しました。Credential Managerの使用方法や認証情報の取り扱いについて詳細に説明されており非常にためになるセッションでした。

[公開資料]
https://speakerdeck.com/clockvoid/google-sign-innoyi-xing-karashi-merucredential-managerhuo-yong

データに基づく意思決定を支える、Google Analytics for Firebase のイベント送信

Firebase Analyticsを使用した画面遷移やユーザの行動分析に関するセッションでした。弊社のプロジェクトでも使用しており、おさらいに最適なセッションでした。
AndroidとiOSで実装の差分が生まれないよう、イベントの仕様をyamlで管理し、イベントの修正・追加時にはそれぞれyamlからイベント用のクラスを自動生成する、という仕組みについては非常に参考になりました。

[公開資料]

デザインからアプリ実装まで一貫したデザインシステムを構築するベストプラクティス

[感想]
Figma + Composeでのデザインシステム構築に関するセッションでした。
エンジニアとデザイナーの連携に関する項目が特に印象的でした。「UIデザインとUI実装は切り離されたプロセスではなく、一体として考える」「一方のロールだけで構築しようとしない」など耳が痛い言葉が多く、今一度アプリデザインについて見直していきたいです。

[公開資料]

AndroidアプリのUIバリエーションをあの手この手で確認する

[感想]
Androidには多種多様な端末が存在するので、アダプティブなUIを作成した際の動作確認についてのセッションです。
セッションを聴講して、自分はまだまだPreview、ひいてはAndroid Studioについての理解が足りていないと気付かされました。
アダプティブなUIについて、必要以上に工数をかけず動作・表示確認する仕組みを構築していけるよう努めます。

[公開資料]

まとめ

昨年よりも人が多く、より盛り上がっていたように感じました。Androidエンジニアがオフラインで一堂に会し、積極的にコミュニケーションをとっている光景は中々に壮観でした。

実際の事例を交えたセッションも多く、「自社のプロダクトに適用する際はどのようにしていくか」がイメージしやすい印象を受けました。
ここで学んだことを無駄にせず、活かせるよう努めてまいります。

弊社ではDroidKaigiに限らず、イベントや勉強会への参加には補助が出るなど、最新技術のキャッチアップがしやすい環境が整っております。
ご興味ある方はぜひエンジニア採用にご応募ください。

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